信越本線の東三条駅と弥彦駅の間、17.4kmを結ぶJR弥彦線。
短い区間の中で、燕三条では上越新幹線と、吉田駅では越後線とも接続。
この一帯を走る3つの路線を繋ぐ、バイパス的な存在だ。
そんな弥彦線にあって、吉田駅〜弥彦駅の間はローカル色が強い区間になっている。
日に数本、東三条方面からの直通電車はあるものの、
ほとんどは吉田駅から先2駅(矢作駅、弥彦駅)を結ぶだけの盲腸線的なローカルな区間だ。
弥彦神社を模したローカル色豊かな終着・弥彦駅。
人影もまばらで、時間だけが静かに走り去っていく。
やがて、クリーム地に黄色と黄緑のラインが入った列車が入ってきた。
梅雨空続く土曜日の昼下がり。
白いマーガレットの花だけが、2両編成の小さな列車を歓迎してくれた。
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