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2498小金駅 <JR室蘭本線>



製鉄の町として栄えてきた北海道室蘭市。
その郊外、内浦湾に面した駅がある。
内浦湾越しにその向こうには函館へと続く渡島の山並みを望む。

駅の西側が海に面しているこの駅は、夕日がとても美しい。
しかし、この駅の名前である「小金」はこの景色に由来するものではない。
元の駅名は「黄金蘂(おこんしべ)」。
昆布のある河口を意味するアイヌ語「オコンプウシペ」に由来するらしい。
縁起がよいと改名された「黄金駅」のほうが、この駅に似合っている気がする。

本格的な夏が始まる7月下旬。この駅を訪れた。
夕日が対岸の稜線に沈みかけようとするころ、
上野行きのブルートレイン「北斗星」が黄金色に輝きながら疾走していった。
しばらく静寂な時間が過ぎ、夕日は一層鮮やかさを増していく。
やがて、帰宅する学生や通勤客を乗せた1両編成の普通列車がやって来た。
数人の乗客を降ろした列車は、
この景色を楽しむこともなく、足早に過ぎ去っていく。
この日一番の輝きに包まれた黄金駅は、静かに暗闇に包まれていった。


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